美容師の仕事についた時の顛末記。(美容師になるぞpart1)

2014-613

こんにちは、美容室ウプスです。雨、続きますね。

ところで、「美容師になるにはどうすればいいですか?」や「美容師の仕事ってどうですか?」っておたずねが時々あります。お客様のお子さんなんかでも、「うちの子が美容師になりたいって言ってるんだけど・・・」みたいな話がたまにあります。

普通のOLや公務員になるのと違って、あまり一般的な職業ではないので美容師になる為の話や情報があまりないんですね。学校の先生もとりあえず美容学校いっとけみたいな。

そこで、普通の人よりちょっとだけ美容業界には詳しいのでそこらへんのお話を展開していきたいと思います。自分たちの後輩を、育てる為にもなんかお役にたてるかもしれないのでね(^_^)

自分の場合は、美容師になったきっかけはズバリ妻(ママさん)の影響です。今日は自分の美容師人生のはじまりの顛末をちょっと語らせてください。

 

美容師人生のはじまりは24歳から

自分が美容師の世界に足を入れたのが、今からちょうど30年前の24歳の時でした。なので、自分も今では十分おっちゃんの領域に入ってしまいました(^-^;

美容師になろうと思ったきっかけは、さっきも書いた通り妻の影響です。自分の妻は高校卒業と同時に東京の資生堂美容専門学校に進んだ、生粋の美容師です。

東京の学校を卒業した後、見習いでの生活を考えると東京では生活が厳しいなと感じたママさんは地元小松市に帰って来て美容師としての人生をはじめました。ママさん19歳の時です。(その当時は美容学校は1年制度でした)

一方、自分はというとその頃は某自動車メーカー系列のカーディーラーにメカニックとして勤めていたカーキチあんちゃんでした。子供のころから自動車が好きで、中学の時に無免許で姉の真っ赤なスポーツカーを無断で運転して木にぶつかってひっくり返るあわや寸前という大馬鹿な事をしたほどの車キチガイ。将来は、絶対車関係の仕事につこうと考えていたんですね。

高校を卒業後は大阪にある自動車工学の短期大学に入学。整備士としての資格を取ってめでたく留年することなく卒業。整備士になって自動車とかかわる仕事につこうと就職したのが自分が20歳の時です。

20歳の車の整備士と19歳の美容師見習いが、ひょんなことから出会ってしまいます。

自分は高校生になってから市内にあるとある美容室で髪を切ってもらう様になりました。友人に連れられて行ったのが始まりで高校時代の3年間はそこの美容室でずっとお世話になっていました。

高校卒業後は、大阪の大学に行ったので大学を卒業する2年間はその美容室には行ってなかったんです。 2年間の大学生活も終わり地元に帰って来てから、ある日の事、髪を切りたくなって2年ぶりにそのとある美容室に行ったわけです。

2年たっても、そのお店は当時のままでお店もオーナー夫妻も変わりなく自分を迎い入れてくれました。ただ一つ、変わった事と言えば2年前にはいなかったスタッフがいたという事ぐらい。その見たことのないスタッフが、今のママさんです。

ママさんはそのお店でキャリアを順調に積んで美容師道をまっすぐ進んでいたのですが、自分はというとあれほどやりたかった車の仕事を辞めて転職という道が待っていました。

転職先は、姉の旦那さんが工場長を務めていた鉄工所です。姉の旦那さん、つまり義理の兄に工場の若返りをしたいので手伝って欲しいとヘッドハンティングされたんです。その時は結婚も決まっていたのでついつい好条件の転職の話に乗ってしまいました。

転職、そして結婚、そして長男誕生と順調に歩いていたのですが一寸先は闇です。なんと、長男が生まれてしばらくした時に勤めていた工場が倒産してしまいました。副工場長として頑張って機械を作っていたのですがあっけなく倒産。社員はちりじり、社長は夜逃げ。債権者は工場に押しかけて来て、FAXやテレビ、電話やコピー機など金目の物をどんどん取っていくという何とも経験しがたい経験をしてしまいました。

自分たちの給料も2か月ほど遅れているし、どうなるんだろうと思って毎日暗く暮らしていました。 テレビや映画の中でしか見たことのない、取り立て風景が今思えば滑稽なんですがその時はえらい事が起きたという日々。

取引先の工場から、好条件でオファーをもらったりしていたのですが、そういう光景を見てしまったらサラリーマンになって生きていくのがイヤになってしまい、お誘いを丁重にお断りしていました。

そんな時にふと、隣を見ると美容師として働いていたママさんがいたんですね。「そうだ!!自分も美容師になって将来二人で小さいながらにもお店を持って自分の腕一本で生活がしたい。誰からも指図されず、だれからも影響されないそんな道に進みたい」と美容師の門を叩いたのが24歳の時です。

美容師になりたいと最初から思って美容学校に進んだママさん。一方、苦し紛れにドタドタしながら美容師の道に入った自分。きっかけは人それぞれ違っても、ゴールは一緒。あの時、24歳の時に決断しといて良かった(^_^)

こんなスタートが遅い自分でも、見捨てられずに美容師になれるのが美容の面白いところ。実際、いろんな人がこの業界にはいるので楽しいですよ。

きっかけは何であれ、美容師に興味を持ってくれることが大切ですんで。 次回は、美容師になってからの顛末記を書いてみたいと思います。それと、美容師になる為には?というお話も。

では。。。

 

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