これだけは知っておいてほしい、黒染めのワナ。

去年ごろから、黒髪ブームがやってきて今もその傾向が続いている感じです。

黒髪と言っても、正真正銘の黒髪ではなく自然な感じのブラウンの色味が黒髪色と言われているようです。

 

従来の様に、見た目ではっきりわかる茶髪から自然な落ち着いたブラウンが本当のようです。

たとえば、こんな感じのほんのりブラウンを感じるような色味ですね。

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だから、決して黒色と言ってもカラスの様な真っ黒色では無いということをちょっと頭の片隅に置いておいてください。

 

ここからが本題

前振りが長くなりましたが、今日のお話はこれからが本題です。

 

黒髪がはやっているから真っ黒にしようというお客様は、ウプスにもいらっしゃるのですが真っ黒にする前にちょっとマッタ!

いきなり、黒髪戻しや白髪染めの薬剤で黒く染めると後々面倒な事になりますよ。

 

と、言うのは黒くしようと思ってこれら黒染めの薬を使うと今度気分が変わって明るく染め直ししようとしても明るく染まらないのです。

黒色の染色組織が強力で、明るく染める薬剤がはねのけられて明るく染まらないのです。

伸びている根元は自分の髪なので、根元だけ明るく染まって毛先は真っ黒という「逆プリン現象」になったりするので注意が必要です。

 

黒染めで真っ黒に染めた髪を、明るくするのって結構大変で美容師でも手こずるわけです。

ブリーチ剤や脱色剤を利用して黒染め部分の色を抜いてからじゃないと、うまく明るくなってくれないんですね。

なかなか厄介です。

 

では、どうするの?

じゃー、黒く染めるにはどうしたらいいのか!?

と言うことですが、真っ黒になる白髪染めや黒染めのカラー剤を使わないで真っ黒になる一歩手前のカラー剤で染める方法があります。

 

さっき言ったように「黒髪」と言っても実は真っ黒のカラス色じゃなく、落ち着いたブラウンが黒髪と言われている色です。

なので、そんなブラウンの色味を選択して染めれば次回のカラーチェンジもOKです。

そういう色味って、黒染めの薬剤より黒い色素が薄い(弱い)のでカラーチェンジが出来るってわけです。

 

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わざと、黒い色素のちょっと前の物を使って黒く染まった様に見せるわけです。

見た目は黒くなった様に見えるので、黒染めしたって言っても全然通じるレベルに染まります。

 

明るい色から少し暗い色にカラーチェンジする事を「トーンダウン」と呼んでいるのですが、トーンダウンした髪は実は退色も早いです。

いわゆる色抜けですが、黒く染めたと思っても意外にまた髪色がだんだん明るくなってきます。

そうなんです!わざと黒い色素の弱い薬剤を使って、わざと早く色が抜けるようにするわけです。

 

気が変わって明るく染めたくなっても、大丈夫!!と言うわけです。

 

いきなり真っ黒にしないで、ちょつと美容師に相談してみてくださいね。

 

ではでは。。

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