ヘアドネーションでお客様の髪を寄付しました。ヘアドネーションってなんだ?

先日のこと。

いつも来て下さるお客様から、電話をいただきました。

 

子供を授かったことで、長かった髪をバッサリ切って手入れの楽なショートヘアにしたいってご相談。

でも、よくよくお聞きすると「切った髪をヘアドネーションで寄付したいんだけど、出来ますか?」ってお問合せでした。

 

ヘアドネーション

以前からその言葉自体は知ってはいましたが、実際に行ったことは無く知識もあまりない自分。

それで、電話を切ってから「ヘアドネーション」のことを調べてみました。

いろいろと楽しかったので、みなさんにも紹介しがてら「ヘアドネーション」について語ってみたいと思います!

 

ヘアドネーションとは?

 

みなさんは、「ヘアドネーション」ってお聞きになったことはありますか?

「ヘアドネーション」とは・・・

頭皮や頭髪にかかわる病気などで、髪が無くなってしまった子供たちの為の「かつら」に用いる髪を提供して、ウィッグ(かつら)を必要としている子供たちに提供することです。

 

要は、自分の切った髪を困っている子供たちが使用するかつら用に寄付をすること。と考えていただけたらけっこうです。

献血をして、自分の血液を世の中の人に役立ててもらう行為と同じ様な事ですね。

それの髪版が「ヘアドネーション」です。

 

以前から、その言葉は知ってはいましたが自分が関係したことは無く、今回お客様からの申し出で初参加させていただきました。

「大谷」さん、ありがとうございます!!

 

彼女は現在妊娠中で、来年には新しい家族が増える幸せいっぱいのステキな方。

だんだんとロングヘアがきつくなって来た事もあり、どうせバッサリ切るなら「ヘアドネーション」が出来るんじゃないかと考えられたそうです。

 

提供できる髪は、約31cm以上

 

いろいろと今回「ヘアドネーション」のことを調べてみてわかったのですが、最低限の条件として提供する髪の長さは31cm以上必要なんだそうです。

特に、ロングの髪が慢性的に不足していて50cmオーバーの長さがあると最高にいいんだとか。

 

ヘアドネーションのウエブサイト

しかし、31cm未満でも利用できることはあるそうで、ばっさりカットする時はぜひ「ヘアドネーション」にご参加くださいって事のようです。

 

▼幸い、彼女の髪は長い所で40cmぐらいは取れそうなので楽々合格ラインですね。

しばらく見ない間に、ずいぶん髪が伸びていてビックリしました笑

 

「ヘアドネーション」に参加する時の、その他の注意点としては

  • 完全に乾燥している髪の毛であること
  • ものすごく髪が損傷していないこと(引っ張ってみて切れなければOK)

という条件があります。

その代りに、ヘアカラー毛でもパーマ毛でも白髪でも男性でも女性でもOKという間口の広さなので、いがいに該当する方は多いのかもしれませんね。

 

ドキドキ、初「ヘアドネーション」

 

そんなわけで、先日のお昼過ぎにウプスにご来店の彼女。

完全に乾燥した髪を送り届けるので、シャンプーなどは後にしてすぐ準備に取り掛かります。

 

▲まず、髪を写真の様に小分けにしてゴムで結んでおきます。

髪が多かったり、長さが長い髪だと小分けにしてからカットしないと切れません。

それと、31cm以上の長さが必要なのでその目安の為にも、こうして髪を分けて結ぶところからスタート。

 

▲彼女の場合、髪が多いので全部で7つに分けてあります。

 

▲ゴムで結んだところから、1,5cmぐらいのところでカットしていきます。

初体験なので、結構ドキドキ!!

「ホントにいいの?」ってラストアンサーしながら、「ジョキジョキ」カット。

 

▲伸ばすのは時間がかかりますが、切るのは一瞬。

こんな感じで、7つのブロックを全部切っていきます。

 

▲全部切ったところの感じはこんな感じ。

 

▲さっきまでのロングヘアが嘘のように、ザクザクになってしまいましたね。

これでは、あまりにもあれなんで、ここからきれいにカットし直して、彼女の似合うきれいなショートスタイルに切っていきます。

 

▲仕事でコーチングをしている彼女なので、かわいらしさの中にもキリリとしたところもある感じのショートスタイルにカット終了。

なかなか短いスタイルもお似合いで良かった♪

一時は、どうなるかとハラハラドキドキだったんですが、きれいにまとまって良かったです。

 

▲こちらが完成した毛束の数々。

この後、この毛束を一つにゴムで結んで「ヘアドネーション」の事務局へ郵送して任務完了です。

 

 

まとめ

 

今回は、お客様の発案で思いもかけない「ヘアドネーション」を体験出来て良かったです。

その言葉自体は知ってはいたのですが、どんな活動なのか、どうやって参加するのかを改めて調べたり体験したりしてとても勉強になりました。

彼女の貴重な髪が、ステキなウイッグ(かつら)に生まれ変わって、必要としてくれている子供たちが笑顔になってくれるといいですね。

 

お客様のご主人さまに撮影していただいたショット!

 

【参考サイト】

JAPAN HAIR DONATION & CHARITY

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